ケース4/マーキュリーちゃん

マーキュリーちゃん/14歳

薬剤名

エスポー注射液 


投与時の体重と投与量

4kg、投与量不明

 


投与回数と数値の変動

週3回

2006.09.06~2006.11.05 20.0%→21.0%

※投与開始時のBUN/Creは、140over/17 


他の貧血対策

ペットチニック


皮下輸液もしくは静脈点滴

 

 

抗体について

わからない。

血液検査を最後の頃しなかった為、不明。しかし、肉球は相当白くなっており、貧血は進んでいた事は確かです。

 

飼い主の感想

私の猫は腎不全発覚時にもう手の施しようが無いとほぼ主治医にさじを投げられた感じで、デリケートな性格から静脈点滴さえ難しく、考える余地なく造血ホルモンを打ち始めました。セカンドオピニオンで伺った先の先生も、とても親身に相談に乗って頂いたものの、やはり性格的に非常に神経質な為、入院させてかえって悪化させてしまっては本意ではない、という言葉をいただきました。

1カ月打ち続けた頃に血液検査した結果では、クレ10、BUNは120位、ヘマトクリット21程度だったと記憶しています。効いていない訳でなく、薬の効果が追いつかないのだろうとの事でした。主治医の意見では2カ月位で抗体が出来るという事でした(出来ないコもいるという話はありませんでした)。丁度2カ月頃で状態が悪化し亡くなったのですが、 

もっと先があると思っていたので効かなくなったらどうしよう、とは考えていました。 


 

管理人補足

入院で多大なストレスを受けてしまうネコさんは確かにいると思います。管理人のデブちゃんもそうでした。ストレスは腎臓病にもよくないということで沢山の飼い主さんが迷うところだと思います。 余命はあと少し、というようなことは、管理人も発覚時に獣医さんにいわれました。であれば、ますますネコが嫌いな病院に置いていきたくないと思いました。

飼い主さんはずいぶんと悩まれたとは思いますが、マーキュリーちゃんの性格を十分に理解し、QOLを考慮しながらマーキュリーちゃんだけのオンリーワンの看病をされたことは、本当に素晴らしいと思います。