ケース20/チーズちゃん

 

チーズちゃん/15歳

薬剤名

エポジン


投与時の体重と投与量

3kg、0.2ml

 


投与回数と数値の変動

2003.4.19〜2003.4.19(この間に2回) 21%→31% 

※BUN/Creは、12.3/1.2

 

週1回

2007.8.12〜2007.12月 20%→35% 

※現在も継続中


 

他の貧血対策

ペットチニック

 

マコモ

※稲から出来ている毒素排出・鉄分補給などの目的で使用されるサプリメントだそうです


皮下輸液もしくは静脈点滴

 

 

抗体について

抗体はできていない(上がっているので効いているとは思う。現在も維持) 


飼い主の感想

最初は抗体が怖いと思っていましたが、早めの獣医さんによる対処なのか、最初は週に2回投与を2、3週間くらい続け、現在(2007年8月~12月以降も)週に1回となって4ヶ月経った今でも安定しています。 

うちの主治医は、他の患者さんを見ても、腎臓の数値がある程度低下した場合は、続ける必要があると言っていました。 

ここで数値が上がったからといって、やめるのは非常に危険だとおっしゃっていました。何年も続けている患者さんもいて抗体はできていないと言っていました。やはり早目がよかった印象があります。 

そして定期的にやっていた方が抗体もできにくいのか…。いくら慣れている獣医さんでも、この辺は個体差もあって迷う様子もあったりして、難しいのかなって思いました。でもあきらかにこれに救われているのは確かです。 


 

管理人補足

2003年、初めて投与したときは腎性貧血かどうかは不明だそうです。このときは肝臓の数値が尋常でないぐらい高く、風邪もひいていたそうですが、先生いわく「もともと体質的に腎臓が弱いのかも。数値には出てきてなくても、こういう免疫力が下がってるときは、ちょっと助けてあげたほうがいい」とのことでEPO投与に踏み切ったそうです。 

腎臓については、2007年12月でBUNが44.4、Creが3.2。 

貧血の数値が下がるとEPOを使い、いい状態をキープしてPCVは2007年12月で36.1だそうです。 

何年かにまたがって何度もEPOが使用できているケースであり、また何年にも渡って腎不全でもがんばれることを証明してくれているのがチーズちゃんだと思います。 

主治医の先生は、鍼や漢方に精通されている方とのこと。サプリについても吟味され、先生と相談しながらチーズちゃんにベストのものを取り入れているそうです。