管理人がEPOや腎不全について冷静に考えられるようになったのは、愛猫が旅立ったあとです。多くの飼い主さんも重病のコを看護しているとき、なかなか冷静になることはできないと思います。
一喜一憂の毎日のなかで、これがいち早く手を打つ状況なのか、見守っているべき状況なのか・・・いろんなことがわからないのです。
判断がつきません。
ネコが旅立ったあとしばらくして、やっと冷静に振り返ることができました。
与えられた状況のなかで私は私なりに頑張り、ネコも病気ながらも、毎日を謳歌してくれました。愛するコが立派に病気を受入れたのだから、私もネコの天命を受入れてあげたいと思っています。
ネコ達は、愛する飼い主を悲しませるためにやってきたわけではありません。合っていようが間違っていようが猫のことを考えて行動したなら、後悔してはいけないと思います。
愛猫の検査の記録に目を通すことで、心の整理もつきました。管理人がネコにEPOを使ったときは貧血の状態があまりに酷く、いま思い返すともっと早く使うべきだったと感じます。
「抗体ができるかもしれませんよ〜。できたら使えませんよ〜」という複数の病院の、複数の獣医さんの言葉が常に頭にあり、踏み切ることができませんでした。
ネコが旅立ったいまになってはどうでもいいことなのかもしれません。でも、どうでもいいことではないのかも。
EPOについては謎が多すぎるのです。わからないことばかりです。
私のネコは旅立ってしまいました。
でも、いま生きて頑張っているコのために、支えている飼い主さんのために情報を共有できないだろうか、と思います。
アンケートに答えてくださった飼い主さんのネコちゃんたちのなかには、安定した状態を得られたコもいるし、旅立ったコもいます。
アンケートにお答えいただいた飼い主さんのなかには、涙ながらに当時の検査結果を見直し、時間をかけて数値をまとめてくれた方もいます。
アンケートに答えたいけど、とてもじゃないけど、検査結果や日記を見返すことができない、と告げてくれた方もいました。
自分のネコとほかのコの使用パターンがあまりに違うため、転院などをしなかったことで自分を責めています、という方もいました。
すべて完璧に、理想的な看病なんてできません。ネコの気持ちを思えばこそ、しょっちゅう通院させることに躊躇してしまうこともあるし、個性や性格を重視してあげればこそ「できなかった」「しなかった」ということが生じるんだと思います。
「しなかった」という方のネコちゃんは、EPOを注射しなかったことがかえってよかったのかもしれません。いろいろな「攻め」の治療をしなかったことで、そのコのQOLは守られたのかもしれません。
辛い気持ちを思い出してまでアンケートにお答えいただく必要はまったくありません。くれぐれも無理はしないでください。
また、ほかのコに当てはまるからといって、自分のコにしなかったことを責めないでください。飼い主さんは、ちゃんとネコの気持ち(態度)を聞きながら(見守りながら)、それぞれがそのコだけの看病をされたはずです。
もしブログやメモなどに検査結果を残してあり、答えてもいい、という方がいらっしゃいましたら、次項の「教えてほしい項目」にお答えいただき、送信していただければと思いますが、いつでもいいし、急ぐ必要もまったくありません。ちょっとでも気乗りしなければ、どうぞ見送っていただければと思います。